飲み会至上主義芸人にとってはツラい毎日が続きます
緊急事態宣言が解除され少しずつ日常を取り戻している今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。落語の仕事も客数を半分に制限しているところがまだ多いものの、コロナ前の3割ぐらい仕事が戻ってきた感じです。
まぁこの3割というのは何となくの感覚でして、一昨年と比べれば去年がほぼゼロで今年はそれよりマシとはいえ、すでに一昨年の仕事量がどのぐらいだったか思い出せないくらいに体はなまりきってます。夕食を考えても一昨年までは家で夕食を食べる回数が年間20回くらいで、それ以外はほぼ外で飲んでいたんですが、去年今年は逆に年間20回くらいしか飲みに行けず、残りは家ごはんとまるっきり逆転しました。芸人同士でワイワイやったり社長を取り巻いてワーワーやりながらネタを仕入れて、それをまたよそでしゃべるスタイルの飲み会至上主義芸人にとってはツラい毎日が続き、さらに週4で4時間しゃべっているラジオもネタに困ってます。
そして最も困るのが毎日家に帰れることを妻に知られてしまったことです。不要不急の夜の会食はこの世に存在しないことが知られてしまったのです。仕事の打ち合わせが昼間にできることも、酒席を介して懇親を深めなくても仕事やギャラに影響がないことを知られてしまったのです。さらに趣味の野球、サッカー観戦も行かずにテレビで我慢できることを知られてしまったんです。これは由々しき問題です。結構自由にやってきたつもりの私でさえこれなんですからアフターコロナに行動を制限される殿方は相当いるはずです。