「おぼん・こぼん」の経済効果は絶大!水ダウが生んだ“犬猿の仲”芸人は2022年もガッポリ?
番組を機に、おぼんはツイッターの自己紹介文を、「日本一仲の悪い漫才師」から「日本一仲の良い漫才師」に変更。放送された翌7~9日、2人が出演した東京・浅草フランス座演芸場東洋館は連日満員、久々の大入り袋が出るほどだった。座席数は新型コロナウイルスの感染防止対策のため、通常の202席から186席に減少していたものの、チケット料金を大人2500円で計算すると、3日間で139万5000円を売り上げ、近来まれに見る高収益を記録した。
「仲直り特需」は、浅草の街にも波及。萩本欽一(80)やビートたけし(74)などを生み出した東洋館は、シルバー、ローテク世代中心のため、チケットは事前予約を受け付けず、開演30分前(11時30分)から現地で販売するのみ。すると、おぼん・こぼん見たさで浅草に足を運ぶ客が界隈の飲食店や土産店に繰り出し、地域の売り上げも軒並みアップ。コロナで冷え込んでいた浅草経済にも一役買っている。
この先、年末年始は劇場にとっては書き入れ時。チケットが割高になる年末年始の特別寄席も、おぼん・こぼん効果で集客が見込まれる。また、テレビのネタ番組で後輩芸人からイジられ、新たなキャラが開花する可能性もある。エンタメライターの伊藤雅奈子氏がこう言う。