一条さゆり<2>「神代さんにとって、ストリッパーは自分が思いを傾けて描きやすい女たちだったんじゃないかと思うんです」
神代辰巳監督によるストリッパーの一条さゆりが主演した「一条さゆり 濡れた欲情」(1972年)を見て、衝撃を受けた鈴木敏夫。編集者だった彼はその年暮れに、週刊誌「アサヒ芸能」で8本ある対談原稿記事の半分を任されることになった。その対談のひとつに、一条さゆりが登場したのである。
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