ビートたけし、上沼恵美子、坂上忍…相次ぐ大物タレントの降板、テレビ界は「激変」必至
22年春からテレビが大きく変わる。歴史ある長寿番組や、大物タレントの番組が立て続けに終了するためだ。上沼恵美子(66)の「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」(朝日放送)は、22年3月に27年間の番組の歴史に幕を閉じる。ビートたけし(74)は「新・情報7daysニュースキャスター」(TBS系)を同時期に降板する。NHKは長寿番組「ガッテン!」と「バラエティー生活笑百科」の打ち切りを検討し、坂上忍(54)は「バイキングMORE」(フジテレビ系)を降板する。大物の出演番組や長寿番組の周辺で何が起きているのかーー。テレビ局関係者に話を聞いた。
■年配女性に人気でもコア層に弱い上沼
「要因を一括りにすることは難しいですが、一つ言えるのはコロナ禍でテレビ局の広告収入が多大なダメージを受けたということです。民放の編成には、とにかく家庭で財布のヒモを握っている主婦層を徹底的にターゲットにするように号令がかかっている。NHKには広告収入は関係ありませんが、配信のNHKオンデマンドなどもありますので、とにかく売り上げになるように世代交代を狙っているでしょう。『ガッテン!』などの年配向けより、若いコア層に受けるコンテンツを積極的に作っていくはずです。ファンに惜しまれつつ『おしゃべりクッキング』を終了する上沼さんは、年配の女性には非常に人気が高いものの、広告収入となるコア層には弱かった」