俳優・岡田太郎さん 上地雄輔はゲームで負けていないのに一気飲みする
岡田太郎さん(俳優/47歳)
岡田太郎さんは夫人の田中美奈子さんとの仲むつまじいインスタグラムの画像が話題だ。お酒は大の日本酒党。アンバサダーを務めるキャンピングカーで全国を巡りつつ、おいしい日本酒と出合うのが楽しみ……。
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日本酒を好きになったのは24歳の時。僕を子供の頃からかわいがってくれた九州の親戚の叔父さんがいまして、大人になってから遊びに行った時に料亭に連れていってくれたんです。それまではビールとかお酒が苦手で、「お酒飲まないんですよ」と断ったら「これから芸能界で生きていくんだから飲めなきゃダメだ」と。
そこで飲ませてくれたのが上善如水(じょうぜんみずのごとし)。喉越しがよく水のようにスッと入ってきて、最後に香りの余韻が漂ってきました。
「すげえ飲みやすい!」と思っていると、続けて久保田、越乃寒梅を頼んでくれて、それもすごくおいしかった。日本酒が大好きになりました。それまでは正月のおとそとか安い酒しか飲んでなかったから、日本酒のうまさに気づかなかったのかも(笑い)。
飲み会では周りがビールから飲み始めても、僕は最初から最後まで日本酒で通します。そんなに強くはないので、いつもチビチビと。
役者仲間ですごい大酒飲みは上地雄輔。16年前「アストロ球団」という深夜ドラマで一緒だった時期です。彼はどんなに飲んでも酔っぱらわない。みんなでゲームをやって負けると一気飲みするんですけど、上地は負けてないのに一気飲みするんです。それも焼酎ロックとか。周りも彼に「はい飲んで!」と飲まされる感じ。でも、彼だけは絶対酔っぱらわない。
「酔わないの?」と僕が聞いても全然平気。ああいうのをザルというんでしょうね(笑い)。僕はすぐ酔っちゃうけど。
■地元・三軒茶屋の路地にある大衆酒場でチビチビ
僕は出身が東京なので古い馴染みの店もあります。地元の三軒茶屋の路地にある、提灯を下げた大衆酒場によく飲みに行きます。お刺し身をつまみにやはり日本酒をチビチビと飲む。
妻はそんなに強くなくて1日にビールを1本飲むくらい。付き合っていた時期のデートは食事がメインで深酒はせず、結婚後も記念日や旅行先では2人でワインを飲む感じ。
家族4人でBBQしながら全国地酒巡り
僕らは中学生と小6の子供2人を連れて、キャンプに行くのが以前からの趣味。今は妻とキャンピングカー・アンバサダーをやらせてもらっているので、キャンピングカーで地方を巡る仕事が多いんです。僕は行く先々で地元の日本酒を飲むのが楽しみ。
新潟に行った時は八海山もおいしかったし、菊水酒造さんの工場で飲ませてもらった、洗練された大吟醸も好きです。僕はクセのあるものより喉越しがサラサラして、あとに余韻が残る味わいが好み。だからなのか、辛口の酒を飲む機会が多いかな。
イベントなどの仕事で地方に出かけた時に、そのあと数日はプライベートでキャンピングカーの旅行を継続するようにしてます。例えば札幌でキャンピングカー・ショーの仕事があった時には子供を連れて出かけ、僕と妻がイベントに出演したあと、家族で北海道を一周して帰りました。
そういう旅行中の夕飯は地元のスーパーや道の駅で新鮮でおいしい食材を買い、キャンプ場でバーベキューして、車内で食べる。夜は運転しなくていいから、地元のお酒を飲める。北海道から九州までそんなふうに仕事とプライベートをくっつけて楽しんでます。
例えば、家族4人で温泉付きホテルに泊まると5万~6万円かかるし、食事や地酒をオーダーすると10万円くらいになっちゃう。でも、キャンピングカーを止める場所代は2000円。そこでバーベキューして車内で食事と宿泊をすればいい。温泉には車で行けばいいわけですから、トータルで安い。
まだ行けてない地方へも旅して、地酒巡りをぜひやりたい。まだまだ知らない味があると思います。日本中の日本酒を飲みたいです。
▽岡田太郎(おかだ・たろう)1974年、東京都出身。俳優としてデビュー後、ドラマや映画で活動。2007年に女優の田中美奈子と結婚。