いつの間にか、筆致が変わってしまった。岩波ホールだからそれは致し方ないとご勘弁願いたい。それにしても岩波ホールは頑固だ。多目的ホールとしてスタートした当初からの名前を変えていない。あくまで「ホール」なのだ。それはさきの「映画上映運動」とも関わっているのではないか。ある特定層が、強く支える映画上映の場。そこは映画館が意味する通常の映画興行とは一線を画す。
今回、全くほんの部分的なことしか書けていない。岩波ホールの映画の物語は実に長尺なのだと思い知った。ミニシアターの原点にしてブレずにミニシアターであり続けた。とにもかくにも、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。