菅田将暉「ミステリと言う勿れ」にも“物言い” ドラマは原作と違う仕上がりの方がヒット?
多部未華子(32)主演で20年7月放送の「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)も、「大森南朋さんが演じたナギサさんは原作とは違いましたね」と、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏がこう続ける。
「原作ではクールな感じのオジサンですが、大森さんは生々しいオジサン感が出ないように、あえて可愛く演じたのでしょう。そこが実写化の難しいところで、逆に漫画的なキャラすぎると、原作を知らない視聴者が〈あり得ないよ〉と離れてしまいますからね」
要するにサジ加減の問題で、「ミステリ」の菅田も確かに原作よりきつくて怖い感じはするが、「原作を知らない視聴者は菅田さんの演技が見たいわけで、伊藤沙莉さんや尾上松也さんら他の出演者の演技力とも相まって、ドラマ自体は面白い仕上がりになっていると思いますよ」(山下真夏氏)。
ドラマではないが、昨年6月に続編が公開された映画「ザ・ファブル」主演の岡田准一(41)にも〈原作よりイケメンすぎる〉なんて声もあったが、「岡田さんの華麗なアクションで原作ファンも黙らせた」(前出のテレビ誌ライター)。
原作と多少違っても、演技力があればねじ伏せられるということか。