放送作家の肩書も持つ俺 今年はやるテレビ番組は遺品整理だと勝手に予想している
これは年末年始になんとなくボ~ッと見ていた特番から感じたのだが、例えば人気の「ポツンと一軒家」(テレビ朝日系)などを見ると、番組創成期の山の奥に一軒だけ立っている家を探しに行くというテーマは今や「取りあえずつかみで付けとこ~か!」となり、気が付いたらそこに住む人の人生物語を振り返るというものに……これは「家、ついて行ってイイですか?」(テレビ東京系)にも言えることで、街角で見つけた、訳がありそうな人間にタクシー代や買い物代を出す交換条件で家を見させてもらうが、これまた最近はその人の人生や過去に大きく踏み込んでいるというつくりになっているのです。
余談だけど、青汁のCMも夫婦の苦労物語(これがまたよくできている)で最後に青汁が出て「あ、CMだったんだよなァ!」と気付くこともしばしばなのだ。
そう考えると人間というのは他人の人生物語が大好きみたいなので……22年に登場する番組はズバリ“「遺品整理」を入り口とした亡くなった人の人生を振り返る”があるんじゃねーの!?
ただし、結果があまり悲惨だと視聴者の正義感を逆なでするので、残された身内(それまで疎遠になっていたとか、仲が悪かったとか)が亡くなった人と最後、心でつながる……という結末は必要なんだろうなあ……。