著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

放送作家の肩書も持つ俺 今年はやるテレビ番組は遺品整理だと勝手に予想している

公開日: 更新日:

 これは年末年始になんとなくボ~ッと見ていた特番から感じたのだが、例えば人気の「ポツンと一軒家」(テレビ朝日系)などを見ると、番組創成期の山の奥に一軒だけ立っている家を探しに行くというテーマは今や「取りあえずつかみで付けとこ~か!」となり、気が付いたらそこに住む人の人生物語を振り返るというものに……これは「家、ついて行ってイイですか?」(テレビ東京系)にも言えることで、街角で見つけた、訳がありそうな人間にタクシー代や買い物代を出す交換条件で家を見させてもらうが、これまた最近はその人の人生や過去に大きく踏み込んでいるというつくりになっているのです。

 余談だけど、青汁のCMも夫婦の苦労物語(これがまたよくできている)で最後に青汁が出て「あ、CMだったんだよなァ!」と気付くこともしばしばなのだ。

 そう考えると人間というのは他人の人生物語が大好きみたいなので……22年に登場する番組はズバリ“「遺品整理」を入り口とした亡くなった人の人生を振り返る”があるんじゃねーの!?

 ただし、結果があまり悲惨だと視聴者の正義感を逆なでするので、残された身内(それまで疎遠になっていたとか、仲が悪かったとか)が亡くなった人と最後、心でつながる……という結末は必要なんだろうなあ……。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動