復帰を無視される木下優樹菜と待望される千原ジュニアの違い
引退したはずの木下優樹菜(34)がセミヌード写真集発売の記者会見を開き、自分は「一般人。芸能界復帰は考えていない」と主張した。
当然、なぜ一般人だと思うのか理由をツッコまれたが、「芸能事務所に所属していない。バラエティー番組に出る気持ちがない」というのがその返答で、「一般の方と同じように、インスタグラムやYouTubeで発信していく。引退した優樹菜でもオファーがあればやりたい」と話していた。
ん~、事務所に所属せずに個人で活動する芸能人は多いし、自身の知名度を利用して写真集を出し、ちゃっかりその宣伝にまで出てくるのは立派な芸能活動だろう。有名ユーチューバーの中にはテレビ出演やCM、イベントに登場する人もいて、それは明らかな芸能活動であり、彼女の主張の意味が僕にはわからない。
千原ジュニアは難病を公表
それに比べて仕事復帰にあたり、これは凄いと思ったのが千原ジュニア(47)だ。
昨年2月には国が指定する難病を患っていることを公表しており、今月17日に入院、手術したことを明らかにした。「特発性大腿骨頭壊死症」という股関節の付け根の骨が壊死を起こす原因不明の怖い病気で、故・美空ひばりさん、最近も坂口憲二(活動休止中)が発症した。千原ジュニアは人工股関節を入れる手術を行い、翌日には動画を撮影してYouTubeにアップ。かなり弱々しかった姿から徐々によくなっているところを配信している。生放送のレギュラー番組にも復帰できている。
さらに、ジュニアは病院のベッドからTKO木下隆行とのやりとりも明かしている。「ジュニア応援してるで!踏ん張れ!!!」というLINEに「踏ん張られへんから手術してん」と返信したとして、「普通は頑張れとはいうけど、踏ん張れとはいわないだろう」と言って笑いを誘った。
TKO木下に対し逆に千原ジュニアが応援?
コレ、実は自分を応援してくれるTKO木下に対して、逆にジュニアが応援し返しているのだと思った。木下は後輩芸人に対する暴言などで逆風にさらされ、芸能活動が縮小している状態。はるな愛や陣内智則ら大勢の励ましの中からわざわざ彼のLINEをイジり、笑いにすることで、ジュニアは30年来の友人という木下をうまくアシストしていると思ったのだ。実際、木下の「あ、ほんまや。1番あかん励まし方してもた」という再返信の慌てぶりも紹介しつつ、木下の天然ボケっぷりも笑いに変えていた。
僕自身は木下と一度だけ会ったことがあるだけだが、非常に礼儀正しい態度で感心したものだ。
僕のうがちすぎかもしれないが、ジュニアは自分がたいへんな時にも友人のことを考える男なのだと思った。