水原希子が「ボッコちゃん」に! 星新一ショートショートドラマで“先見の明”を再確認
7月4日から、NHK「夜ドラ枠」(22時45分~)で「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」がスタートした。
もともとは4月からBSプレミアム、BS4Kで放送(全20回)しているものだが、「地上波でも見たい」という視聴者の声に応える形で、全12回を放送する。
「ショートショートの神様」星新一の作品はかつての中高生なら誰もが一度は通る作家だ。星新一の作品で小説の面白さを知ったという人も多いはずだ。あの頃、描かれていた未来は50年以上経った今も色あせることなく、むしろ、星の先見の明に改めて驚かされるばかりだ。
たとえば水原希子が主演の「ボッコちゃん」。当時はなかったノートパソコンやスマホが出てきて物語の舞台は現代に変更されているが、大筋は原作と同じ。ところが……。
「ラストでボッコちゃんに入れあげた青年(岡山天音)がボッコちゃんのドリンクに毒を入れて店を去る場面。小説ではそのまま去ってしまう青年がドラマ版は『悪いことをした』と戻ってきました。それはちょっと蛇足では……などと原作と見比べ、どこを変えたかなどとチェックする楽しさもあります」(ドラマウオッチャー)