阿部菜々実はアイドルになるべくして生まれてきた「ラストアイドル」のセンター
誰もが知っている女性アイドルグループのセンターポジション担当といえばAKB48グループや坂道シリーズのメンバーになりがちだが、そのほかのグループにも大物感を示していたセンターメンバーがいた。それが、2017年にメジャーデビューして今年5月に活動を終了した「ラストアイドル」のシングル全11作中7作でセンターに立った阿部菜々実(20)だ。
個人としての知名度はまだ高くないが、抜群の歌唱力に加えて、身長170センチのスラリとしたモデル体形で女性人気も高い。独学で楽曲制作を学んでボーカロイドのオリジナル曲を作るなど、創作力も秘める。
02年5月17日生まれ、山形県出身。彼女の両親は、ひらがなで書くと一文字違いになる第1期モーニング娘。のセンター・安倍なつみにちなんで「菜々実」という名前を付けたという。生まれた瞬間から、未来のセンターを予感させていた。
4歳で早くも仙台のローカルアイドルグループに加入して、14年に「mImi」(その後、「パクスプエラ」に改称)のメンバーとしてメジャーデビュー。17年にテレビ朝日系でスタートした対戦型オーディション番組「ラストアイドル」に挑戦して、パクスプエラのメンバーを兼任する形で、番組と同名のグループで当時18歳にしてセンターポジションに抜擢。