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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

相棒の亀山薫が嘱託復職はアリ? 科捜研の沢口靖子はキャラ変 秋ドラマはツッコミどころ満載

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「霊媒探偵」あまりにもお粗末な事件解決

 翡翠とコンビを組んで事件に挑む人気推理作家の香月史郎役の瀬戸康史はよしとして、鐘場警部を演じる及川光博はくせ者。「最愛」でも「ドラゴン桜2」でも一筋縄ではいかない役どころだっただけに、今回もいつ悪者に変わるか、などと思ったり。

 それよりも初回の事件は割れた眼鏡のレンズが犯人の決め手となったわけだが、割れたグラスと交ざっていたというのを警察が気づかないのが解せない。あまりにもお粗末では。科捜研、何やってるんだ!?

 今回に始まったわけではないが、この手のドラマは主人公を有能に見せたいあまり、警察関係者を無能に描きがち。そのうち桜田門あたりからクレームが来るのでは。

 クレームといえば、吉沢亮主演「PICU小児集中治療室」(フジテレビ系)に「医療体制への誤解を招く」と北海道美瑛町から抗議が届いているとか。いろいろやりにくい時代になった。

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