国民的4コマ漫画「かりあげクン」連載42年にして初の実写化 その笑いの普遍性とは?

公開日: 更新日:

 人気4コマ漫画「かりあげクン」が、連載42年目にして初めて実写ドラマ化されるというので話題になっている(BS松竹東急=来年1月7日スタート)。

 主演は俳優の戸塚純貴(30)。「恋なんて、本気でやってどうするの?」「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」などの話題作に出演し、三枚目のキャラクターを好演してきた個性派で、主人公になりきり、渾身の“かりあげカット”で挑む。

 同作は、1980年「Weekly漫画アクション」(双葉社)で連載を開始し、今年、42周年を迎える大ロングセラー。「コボちゃん」「フリテンくん」と並ぶ、漫画家・植田まさし氏(75)の代表作で、現在も「月刊まんがタウン」「週刊大衆」(ともに双葉社)の2誌で連載されており、コミックスは、現在67巻まで刊行中だ。「ほんにゃら産業」に勤めるイタズラ好きの万年平社員“かりあげクン”こと「かりあげ正太」がサラリーマン社会を舞台に巻き起こす騒動が描かれる。

ドラマでは、複数の作品を組み合わせて1話を構成し、「ジェネレーションギャップ」や「○○ハラスメント」といった今ドキのトピックを空気を読まないかりあげクンが、奇想天外な発想で笑いに変えていく。

バブル時代も“失われた30年”もコロナ禍も、イタズラひとつでひょうひょうと乗り切ってきた、かりあげクン。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇