「THE W」6代目覇者に天才ピアニスト! 並み居る実力派を撃破した「緻密な笑いと演技力」
「『M-1』の決勝で、1組だけ女性がいると“ハリセンボン以来のファイナリスト”などと、逆にレッテルを貼られてアオられてしまったりしたこともありましたが、逆に女性しか出ていないからこそ、そうしたノイズがなくなってきたような気がします。大会って回を重ねるごとに色がついてくるものですが、ここ3年くらいは、純粋にとぎすまされたネタ勝負の大会になっているように見えます」
確かに、決勝進出者は、どの組が優勝してもおかしくない実力派揃い。ただし6人の審査員は、面白かった方どちらかに1票を入れないといけない方式のため、「(どちらかを選ぶのが)非常に難しかった」「僅差だった」とコメントする審査員も多かった。
「しかし、僅差でも、どちらかと問われれば、『やっぱりこっち』というのは決まってくるのだと思います」(鈴木氏)
そんな中、優勝した天才ピアニストは、ファーストラウンドのBブロックでは、爛々、スパイク、フタリシズカかりこるを共に7-0で破る圧倒的強さを見せ、最終決戦でも、M-1ファイナリストの実力派・ヨネダ2000も退けた。鈴木氏が続ける。