妻夫木聡「Get Ready!」ついに視聴率10%割れも…演出・堤幸彦氏は「オワコン」ではない
妻夫木聡(42)主演のTBS日曜劇場「Get Ready!」の平均世帯視聴率が2ケタを割った。30日放送の第4話は9.6%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)。第1話の10.2%から10%台をキープしていたが、ついにという感じか。
「妻夫木さんらが演じる闇医者チームが正体を隠すために“仮面”をかぶっていることなどから《幼稚すぎる》《戦隊モノみたい》なんて批判の声も多々ありますが、それでも1月期の冬ドラマの中ではトップクラスの上々の数字です。日曜劇場という老舗の看板枠で、枠の固定ファンも大勢いるとはいえ、今の9%台なら合格点と言っていいでしょう」(テレビ誌ライター)
その「Get Ready!」の演出を手掛ける堤幸彦氏(67)が2021年のインタビューで「僕はオワコンですから」などと発言し、ファンを驚かせたが、「この数字を見る限り、堤さんが“終わったコンテンツ”なんてことはないでしょう」と在京キー局プロデューサーがこう続ける。
「確かに『TRICK』シリーズを演出した2000年代の頃に比べたら、若さの勢いとか、尖ったところは薄れつつあるように感じますけど、『Get Ready!』にしてもところどころに小ネタを挟む“堤節”があって、昔からのファンにはクスッと笑えたりする。それを知らない若くて生真面目な視聴者には《中途半端にコミカル》《寒い》などと受け入れられないようですね。ただ、中高年の視聴者は、妻夫木さんが“ブラック・ジャック”みたいだったり、例の仮面も含めて、このドラマはひと昔前の少年漫画のような感覚で楽しんでいるように思いますよ」