妻夫木聡が酷評の嵐吹き荒れる日曜劇場「Get Ready!」に出演を決めた切実な事情
「TBS本社横の『TBS赤坂ACTシアター』を常設会場に昨年7月8日にスタートした舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』に、妻夫木が所属するホリプロがガッツリと関わっているのです。藤原竜也や向井理らホリプロ所属の役者たちがほぼ総出で作り上げている巨大プロジェクトですから、妻夫木には『Get──』の出演を断る選択肢は最初からなかったのかもしれません。せめてもの抵抗が脚本の内容に異議を唱えることくらいだったのでしょう」(前出の芸能プロ関係者)
先日発表されたデータによれば「ハリー・ポッター」はスタートからこの約半年間で30万人超の入場者数を記録し、チケット収入だけで約38億円超(※6種類のチケットの平均値から筆者が算出)の利益を計上している。
妻夫木の代表作である映画「悪人」や「怒り」で彼の演技を見て鳥肌が立った観客からすれば、「Get Ready!」は内容も演出もあまりにお粗末。妻夫木からしても「なんでこんな作品に出なきゃならないのか」とボヤきたくもなるだろう。
大企業の商業的な論理で将来のある演技派俳優のキャリアが傷つけられるとしたら、いたたまれない話である。