著者のコラム一覧
松尾潔音楽プロデューサー

1968年、福岡県出身。早稲田大学卒。音楽プロデューサー、作詞家、作曲家。MISIA、宇多田ヒカルのデビューにブレーンとして参加。プロデューサー、ソングライターとして、平井堅、CHEMISTRY、SMAP、JUJUらを手がける。EXILE「Ti Amo」(作詞・作曲)で第50回日本レコード大賞「大賞」を受賞。2022年12月、「帰郷」(天童よしみ)で第55回日本作詩大賞受賞。

野木亜紀子と松岡茉優 二つの弩級の才能が起こす化学反応

公開日: 更新日:

 今週末4月29日(土)19時からWOWOWで放送されるライブ特番『東方神起 LIVE TOUR2023 ~CLASSYC~』にぼくは出演する。メンバーふたりとの鼎談はすでに収録を終えており、今回は3月に放送されて好評を博した第1弾の続編となる。ハイ、以上シンプルに番宣でございました。

 同番組を自分でも観るべくWOWOWに再加入したのは、先月下旬のこと。なぜ「再」かといえば、90年代から観てきたWOWOWだが、ネトフリやアマプラといった動画配信サービスを利用するにつれ遠ざかってしまい、コロナ禍に入って断捨離の一環として解約したのだ。今回再加入して初めて知ったが、WOWOWも2021年から動画配信を本格化させていたんですね。ぼくみたいに知らなかった人は結構いるんじゃないか。いまはテレビがなくてもスマホでWOWOWの全放送や多数のコンテンツを楽しむことができるのだった。

 WOWOWオンデマンドなる見逃し配信サービスで何気なく観たのが、オリジナルドラマ『フェンス』の初回。2016年の『逃げるは恥だが役に立つ』でドラマ界の頂点に立ったらしい脚本家・野木亜紀子による書き下ろし作品である。「らしい」には理由があって、ぼくは“逃げ恥”にかぎらず作品をきちんと観たことがなかった。ウィキペディアで調べたところ、辛うじて2020年の映画『罪の声』だけは観ていたが。それさえ当時は塩田武士の原作小説への興味で鑑賞したので、正直脚本家にまでは思いが及ばなかった。

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