ジュリー社長が「守らなければならないもの」とは? 創業者の“負の遺産”の上に築かれた栄華
カウアン・オカモト氏の胸中を気づかいながらも…
現在のジャニーズ社長はジャニー喜多川氏の姪の藤島ジュリー景子氏。4月に日本外国特派員協会で実名会見した元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏とこのほど面会、申し訳ないという気持ちを伝えつつ、こう言ったそうだ。
「でも私にも守らなきゃいけないものがある。傷ついてほしくない人たちがいる」
カウアン氏の会見後、ジャニーズは所属タレントへのヒアリングを実施したと取引先に文書で報告したとされる。それについて、カウアン氏にはこう言及したという。
「みんな本気で(性加害を)されていないって言うのよ。でも、カウアンが一番わかっていると思うけど(被害を)言えない気持ち、されてても言いたくない気持ちがある、それを掘り下げたくない」
そして被害に遭ったカウアン氏らの胸中を気づかいながらも、「私にも守らなければならないものがある」発言へとつながっていったらしい。
カウアン氏はジュリー社長に対し、こう進言したという。
「顔を出してしゃべった方がいい。昔は隠してなんぼだったけど、今はそういう時代じゃない。全部出した方がいい」
ジャニー氏の長年にわたる少年らへの性加害について、知らぬ存ぜぬで頬かむりし、結果的に行為を助長させていたともとられかねないジャニーズ幹部たち。その筆頭であるジュリー社長が「守らなければならないもの」とは一体何なのか。それは創業者の“負の遺産”の上に築かれた栄華ではないのか。