松本潤「どうする家康」視聴率上昇も…主役の“成長感”ゼロで目立つのは脇役の熱演ばかり
「主演俳優が1年を通じて、役者としてどう成長していくかとか、主人公の年齢の違いをどう演じ分けるかなどを見るのも、大河ファンの楽しみのひとつです。が、脇役にスポットを当てる『どうする家康』の構成では、始まった頃と今のマツジュンの“違い”があまり感じられません」(ドラマ制作会社関係者)
確かに「マツジュン家康」は、いつもオロオロしているような印象が強い。
「タイトルが『どうする家康』ですから、普通の人のようにオロオロする家康像を描くのは分かります。ただ、そんな中でも少しずつ成長しているという雰囲気が、松本さんの演技からは伝わってこない。ただでさえ、ジャニーズのタレントさんには“逆風”が吹いているだけに、このまま脇役頼みのワンパターンでは、松本さんの評価が下がる一方でしょう」(前出のドラマ制作会社関係者)
21日放送回は、家康(松本)が侍女のお万(松井玲奈)に手を付けて身ごもらせ、家中が大騒ぎになるという話だったが、話題になったのは、阿部信玄はもちろんのこと、お万の“あざとさ”とか、家康の“お手付き”にほくそ笑む服部半蔵役の山田孝之(39)の好演だった。いろいろな意味で、マツジュン家康は逆風をはね返せるか。