麒麟・川島、バカリズム、ナイナイ…芸人番組発の「音楽フェス」が増え続けるワケ
音楽フェスは手堅いビジネス?
劇団ひとり(46)やバナナマン・日村勇紀(51)、東京03・角田晃広(49)らが、笑わせることを前提にしながらマジで歌う「マジ歌選手権」が2009年に日本青年館で初イベントを開催。以降、渋谷公会堂(現LINE CUBE SHIBUYA)や、東京国際フォーラム、日本武道館や横浜アリーナへとスケールアップしていった。3年半ぶりとなる今年は、9月21日にさいたまスーパーアリーナで実施する。
観客動員を増やし続けている理由は、この14年間で常連芸人たちの単独ライブのチケットが入手困難になるほどプレミア性を高めたため。さらに、番組プロデューサーの佐久間宣行氏(47)の手腕と自身がタレント化したことも大きい。「ゴッドタン」の勝因について、エンタメライターの伊藤雅奈子氏はこう言う。
「お笑いファンだけでなく、音楽ファン、フェス好きを囲い込めるので集客が見込め、映像化や配信といったパッケージ化された時に人気になるのが強み。こうした2次利用コンテンツとして音楽フェスは手堅いのです」
芸人番組発の音楽フェスは今後も増えそうだ。