著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

川﨑麻世の離婚裁判もようやく決着か…「もう還暦ですよ」と笑う表情は明るかった

公開日: 更新日:

 実は、この週末に共通の知人のパーティーで彼に会った。本人に聞くと、「6500万円ですよ」と訂正していた。彼の弁護士が財産分与を主張して、それが通ったわけらしい。でも、麻世は「どうせ、なんだかんだ言って払わないよ。今まで一度だって金を出したことはないんだから」と笑っていた。

 彼がこの結婚、離婚を通じてたいへんだったことは、長い付き合いだしよく知っている。別居前に個人的に彼と食事をしていると、カイヤから電話がかかってきたことがある。「いまどこにいる! すぐ帰って」と電話越しにも聞こえる怒鳴り声。板前さんが「明日まで食べられるよ」と折り詰めを渡すと、「よかった。子供の朝ごはんを作らなくて済む」とつぶやいていた。舞台に連日出演していた頃なので、「忙しいでしょ?」と聞くと、「子育ては妻も夫も両方がやらなくちゃ」と語っていた。

 今でこそ育児や家事の分担は当たり前だが、麻世は20年以上前からそう考えていて、時代のさきがけだった。別居後もカイヤの住居の家賃、光熱費をずっと払い続け、裁判の途中で弁護士が手続きをしてくれ、ようやく彼の金融口座から引き落とされなくなったくらい。通常ではあり得ないほど広い心の持ち主といっていい。

 離婚裁判が5年というのは記録的に長いだろう。しかし、麻世の表情はスッキリと明るく、以前よりイケメンになったような気がする。本人は「もう還暦ですよ」と笑っていたが、いやいや、これから年齢以上に厚みのある演技を期待したい。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 2

    小芝風花は大河「べらぼう」とBS時代劇「金と銀2」“NHK掛け持ちW主演”で大丈夫なの?

  3. 3

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?

  4. 4

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  5. 5

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  1. 6

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  2. 7

    吉沢亮のアサヒビールだけじゃない!業界別CM「絶対NG」のタレントたち…ケンカ、運転事故、不倫はご法度

  3. 8

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 9

    【福井県おおい町】名田庄の自然薯そばと「大飯温泉」

  5. 10

    確率2%の抽選で10万円で永住権を手にした在米邦人が語る 7億円「トランプ・ゴールドカード」の価値