(4)生きることは食べること ある程度の年齢になったら思う存分楽しんだ方がいい
日本抗加齢協会理事長の堀江重郎先生も過度な糖質制限は免疫力を落とすことがあると書かれています。お医者様からアルコールを控えなさいとか、油物をやめましょうと注意される時期もありますが、60歳を過ぎて仕事も一段落すると、栄養があって、おいしくて幸せになれる食を追求してもいいのではないでしょうか。
■1日1個のスイーツを楽しみに
つまり、若い頃のように健康診断の数値をストイックに気にせずに、食べたいもの、好きなものをいただいていいと思うんです。病気があって食を管理されている場合は別ですし、もちろん甘いものや脂っこいものばかり食べるのはいけませんが、健康に問題がない場合はある程度バランスを考えながら、それこそQOL(クオリティー・オブ・ライフ)を上げる食を思う存分楽しんだ方がいいと思います。
私自身も好きなものを何でもいただきますし、一時は糖質制限を試してみて、ケーキを我慢していた時期もありますが、今は1日1個のスイーツをおいしくいただいています。
たまに仲間と食卓を囲むのも楽しいですね。先日も友人たちと鍋を囲みましたが、仲間がいると会話も弾んで食も進んでいつもよりたくさん食べました。食欲がないと思う日でも、気の置けない人たちと一緒だといつの間にか楽しく食べられたりしますしね。なんといっても食事は人と人とを結びつける大切な場でもあります。そういう意味でも仲間との食事は大切にしたいですね。