フジテレビの旧ジャニーズ検証番組に欠けていた“ドン”日枝久氏の証言、「圧力」隠蔽のまま幕引きなのか
《「マスコミ対応を委ねられているメリー喜多川は、ドラマの共演者が気に入らないと、その放送局の社長に直接電話をかけ、外すよう要求することもあった」》
《「メリー喜多川は、森がオートレーサーの試験に合格した事実を前向きに報じようとした民放のプロデューサーに、『SMAPには森なんていなかったでしょ?』『最初からいないの。森はSMAPのメンバーじゃない。』などと大声を出した」》
フジテレビの検証番組では、この2つの圧力に関しての言及はなかった。
「メリー氏がフジに要求していたかはわかりません。しかし、『再発防止特別チーム』の調査報告書にこう書かれている以上、自局がこのような恫喝をされたのか調べる必要がある。つまり、当時の社長である日枝久氏に取材すべきなんですよ。もし『現在フジサンケイグループの代表に君臨する彼にそんなことをできるはずがない』と言うなら、それがフジテレビの限界でしょう。“ドン”である日枝氏に直撃しないで、たった25分の番組でジャニーズ問題から幕引きを図ろうとするなら、テレビ局の検証番組には説得力がない。だから、局にも外部組織が入って徹底的に膿を出すべきなんです」(前出の週刊誌記者)