女性弁護士ドラマがヒットする法則 平手友梨奈「うちの弁護士は手がかかる」の生意気ぶりが痛快
これまでにも、そんな魅力的な女性弁護士はいた。「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子」の米倉涼子、「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明」の天海祐希は、ともにやり過ぎで弁護士資格を剥奪されているが、豊富な法律知識と経験で詐欺商法の結婚相談所経営者、悪徳不動産ブローカー、モラハラ医師、腹黒政治家をコテンパンに。
「元彼の遺言状」では綾瀬はるかの大食い弁護士が相棒の大泉洋を振り回し、「タリオ 復讐代行の2人」でも元弁護士の浜辺美波が、正義感がやたらに強い変な詐欺師と組んで、悪人どもへのリベンジを代行した。川口春奈や常盤貴子も破天荒な弁護士を演じたことがある。
■女性弁護士ドラマがヒットする法則
「女性弁護士ものに共通しているのは“懲らしめ”です。事件の複雑な謎解きをしたり、法廷で巨悪と対決したりという本格リーガルドラマではなく、威張るだけの無能上司、嘘つき男、自信過剰オンナ、インチキ話でだます友人など、身近なトラブルの小悪党を追い詰め、ひと泡吹かせるところが見どころです。視聴者は自分の体験と重ねてすっきりし、どんな強敵相手でも引かない、あきらめない、必ず恨みを晴らしてくれる女性弁護士たちを応援したくなります。まあ、今どきの勧善懲悪劇といったところでしょうか」(前出の編集デスク)