ジャニーズを紅白に出したくて仕方がないTVマン、芸能記者その他のみっともなさ

公開日: 更新日:

 旧ジャニーズのタレントが出演しないと視聴率が取れない、だから、なんとしてもジャニーズを紅白に出場させたい……。

 目の前に迫った紅白出場歌手の選考はこんな流れになっているという。テレビマン、芸能記者その他はどこまでジャニーズとズブズブなのか。

 ジャニー喜多川氏の性加害スキャンダルの後始末は二転三転し、新会社の社長に収まるはずだった東山紀之が就任を辞退し、女優「のん」とエージェント契約するコンサルティング会社「スピーディ」の福田淳氏が代表取締役社長に就任するのが濃厚という。東山の社長就任はそもそも無理筋の話だから、むしろまっとうといえる。だが、そのことでジャニーズが紅白に出場できるかもしれないというのは筋の違う話だ。

 疑問は2点。ジャニーズが出場しないと視聴率が稼げないという根拠は何なのか。昨年はいうまでもなく、ジャニーズを6組並べても40%に届かなかったのに、ジャニーズがいないと……という根拠は何か。細かいデータなどでは異なる結果が出ていることも考えられるが、芸能界最大のスキャンダルのほとぼりも収まらない中、なぜジャニーズに執着したがるのか、もはやまともな理解を超えている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇