ものまね芸人ジョニー志村が明かすコロナ禍での窮状…「タモリ」キャラ誕生秘話と大ウケの転機
「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ2022」が転機に
「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ2022」(フジテレビ系)で披露したのが最初。わずか1分のネタなのに周りから大反響で。そこから本格的に作り上げ、ものまね特番でネタをやったら急に仕事が増えました。それが今年4月ごろ。次々にテレビや営業が入り、忙しくなって。倉庫のバイトは忙しくて行けなくなりましたが、まだ半年しか忙しくないから籍は置いてあります。いつでも戻れるように。
仕事がなくて貧乏な頃もそうですが、ずっと支えてくれたのは奥さん。ものまねについて助言もくれるんですよ。しかも平気で「似てない」と(笑)。「声を鼻にかけるところがよくない」「もっと力を抜いたらいいんじゃない?」と細かいダメ出しをしてくれる。僕くらいの年齢になると周りで「似てないよ」と言ってくれる人がいなくなるんです。だから、ありがたい存在です。
でも、ダメ出ししてくる割には奥さんも、あいみょんとか似てない歌まねを僕に見せる(笑)。言ってしまえば僕らはものまね夫婦。今は僕がテレビに出てることを「よかったねえ」と喜んでくれてます。
タモリさんとはまだお会いしたことはないんですよ。僕のこと知ってるかわからないので、番組で一度お会いしてものまねを披露したい。それが今の実現させたいこと。
今、SNSで自撮りのタモさんでのショート動画を投稿してますけど、似すぎててたまに自分でも笑っちゃいます(笑)。
(聞き手=松野大介)
▽本名=志村序(しむら・はじめ) 1972年12月、神奈川県出身。今年、ものまね芸人としてブレークし、バラエティーやステージで活躍中。