腹の立つことばかりだけれど…2024年こそ「生きづらい世の中を変える」年にしよう
まあ、腹の立つことばかりで今年も暮れていく。2023年最後の記事ぐらいは笑顔にしたかったのだが、なかなかいいニュースがない。
そこで、少し古い記事だが、以前から書きたかったいい話があるので今日はそれを紹介する。12月9日に公開されたドキュメンタリー映画「ヤジと民主主義」(現在も全国で上映中)の話だ。
2019年7月に札幌で参議院選挙の応援演説にきた安倍晋三首相(当時・以下略)にヤジを飛ばすなどした男女が警察に排除された動画を覚えておられるだろうか。あの時はなんと理不尽な話だ、もうこんな時代になったのか、と憤りを禁じ得なかったものだ。
この事件をHBC北海道放送が問題にし追及したTV番組があり、今回はその映画版である。男女2人の主な登場人物の一人が桃井希生さん(28)だ。桃井さんは安倍首相に向かって「増税反対」と声を上げた瞬間に警察官によって排除された。
桃井さんは小学生時代に突然吃音症になり、人間関係に悩み「生きづらさ」を抱えていたという。それでも懸命に勉強して北海道大学に入ったのだが「生きる目的」を見失い休学した。