「推しの子」実写化発表に《コスプレ感すごい》と早くも酷評…出演陣ビジュアルの難しさ
そういったポイントをしっかり押さえた「ゴールデンカムイ」は1月19日の公開初日から3日間で、動員が約35万6000人、興行収入が約5億3400万円を記録する大ヒットとなり、「キングダム」シリーズ第3作「キングダム 運命の炎」も、56億円の大ヒットで23年の年間映画興収では1位に輝いている。
「人気漫画作品の実写化での再現度というのは、単純に見た目を寄せるということよりも、ストーリーの根幹とキャラの思いや生き方のニュアンスを変えないまま、二次元から三次元の表現方法へと変換していくということでしょう。やはり過度に見た目を寄せ過ぎようとすることで違和感が生じてしまう傾向にありますが、今回の『推しの子』のキャスト発表時のビジュアルもキャラの見た目の再現度に意識を置きすぎて、二次元のような見た目になってしまったために、コスプレ感を感じる人が多かったのだと思います」(同)
ヒットとなった映画「キングダム」「ゴールデンカムイ」などは、原作漫画に見た目を寄せ過ぎようと髪を過剰に染めたりもなかったため、大きな違和感は生じていなかった。