「M-1アナザーストーリー」に見る令和ロマンとヤ―レンズ“成功への軌跡” ライブで切磋琢磨し一躍有名に

公開日: 更新日:

M-1グランプリ2023」の舞台裏に迫ったドキュメンタリー番組「M-1グランプリ2023 アナザーストーリー」(ABCテレビ=13日)が放送された。

 冒頭から新王者の令和ロマン・高比良くるまが「プロがプロをうならす賞であるにもかかわらず大衆性がないといけないっていうのが、かなり矛盾してて。だから面白いですよね、その矛盾が」とM-1の魅力を語る。

 一方、準優勝したヤーレンズ・出井隼之介は、そんな令和ロマンについて「あいつらはね、2人揃って慶応ボーイでエリートコースを歩んで。(なのに自分たちのような)高卒2人組のおじさん漫才師とリンクするところがあるんですよね、大いに」と話していた。

 一昨年の準決勝は2組は共に敗退。とくに令和ロマンは敗者復活戦で2位となり、あと一歩で決勝進出を逃した。その後、彼らは月1回新ネタ3本をおろすツーマンライブを開始する。この瞬間、年齢差のある2組はお互いを刺激し合うライバルとなった。

 このあたりは、ウエストランドが後輩たち(ストレッチーズ、さすらいラビー、ママタルト、ひつじねいり)と月1回の新ネタライブ「漫才工房」をスタートさせ、2022年のM-1王者になったエピソードを思い出す。大会に向けた行動力が、そのまま結果に結びついた好例だろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された