著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

博多華丸・大吉の「舞台への思い」が凝縮されたコメントに涙…どんな売れても2人は自然体

公開日: 更新日:

「あさイチ」(NHK)ですっかり日本の「朝の顔」になった博多華丸・大吉くん。1990年に福岡事務所の1期生で吉本に入りましたが、福岡では人気者になってもなかなか地元を離れず、このまま「ローカル芸人」で過ごすのかなとも思っていましたが、2005年に満を持して上京。しかし、その時、すでに30代半ばということもあり、仕事は若手たちが優先して、オーディションを受けてもなかなか思うような結果を残せずにいました。

 その時、転機が訪れます。

とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)の企画コーナー「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」の6回大会のオーディションに初めて合格。それが後に華丸くんの代名詞にもなった「パネルクイズアタック25」(朝日放送、テレビ朝日系)司会の児玉清さんのモノマネでした。ここで見事に優勝。さらに第7回大会にも優勝し、番組史上初の連覇を果たして一躍名を馳せることになります。

 このモノマネ、福岡の事務所でネタやイベント企画を考えていた時に生まれたそう。事務所で必ずテレビがついていて、「アタック25」の児玉清さんの動きを毎回見るともなく見ているうちに、細かいイントネーションや所作を覚えてしまい「アタックチャンス!」というおなじみのセリフの時にはいつのまにかアクションを交えて声を合わせて言っていて、それがいつしか華丸くんの持ちネタに。ですからあえて「児玉清さんのマネをしよう」としたのではなく“いつのまにか身についていた”のが真相のようです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  4. 4

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  2. 7

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性

  3. 8

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  4. 9

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  5. 10

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった