児玉愛子
著者のコラム一覧
児玉愛子韓国コラムニスト

韓流エンタメ誌、ガイドブックなどの企画、取材、執筆を行う韓国ウオッチャー。新聞や雑誌、Webサイトで韓国映画を紹介するほか、日韓関係についてのコラムを寄稿。Webマガジン「オトナの毎日」でイラストエッセー【毎日がエンタメ】を連載中。

麻薬がまん延…リアル「犯罪都市」と化した韓国で起きていること

公開日: 更新日:

 ソウルの予備校や塾が多く立ち並ぶ地区で、高校生たちに麻薬入りの飲料を飲ませるというショッキングな事件まで発生した。大学受験を控えた高校生を相手に「記憶力の増進」を謳って麻薬飲料を飲ませ、その親を脅迫したというのだ。中学生に麻薬入りのキャンディーやグミが配られたという通報もあったという。

 こうした麻薬取り締まりの捜査中に浮かび上がったのが、人気俳優のイ・ソンギュンさんだった。

 イ・ソンギュンさんの死をめぐっては、映画「パラサイト」のポン・ジュノ監督をはじめとする映画人らで結成された「文化芸術人連帯会議」が真相究明を求めている。

 だが、イ・ソンギュンさんを死に追い詰めた警察やマスコミに対する怒りの声が今も上がっている一方、「もう、そっとしておいてあげてほしい」と複雑な胸中をのぞかせるファンもいた。

 警察の捜査については今も多くの国民が疑問に思っているものの、イ・ソンギュンさんが風俗店と関わりを持っていた事実に変わりはなく、妻で女優のチョン・ヘジンに対する同情の声はいまだ根強く残っている。違法薬物の使用の有無よりも故人のネガティブな情報を早く忘れたい、消してあげたいと願うファンも少なくないようだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

  2. 2
    今オフ勃発「FA捕手大シャッフル」…侍Jの巨人・大城、SB甲斐を筆頭に中日、阪神も参戦か

    今オフ勃発「FA捕手大シャッフル」…侍Jの巨人・大城、SB甲斐を筆頭に中日、阪神も参戦か

  3. 3
    “辞めジャニ”野村義男は59歳で現役バリバリ!引く手あまたの秘訣は「第三の道」を歩んだこと

    “辞めジャニ”野村義男は59歳で現役バリバリ!引く手あまたの秘訣は「第三の道」を歩んだこと

  4. 4
    ロピア(下)埼玉の上場スーパー「スーパーバリュー」買収で“変身”した

    ロピア(下)埼玉の上場スーパー「スーパーバリュー」買収で“変身”した

  5. 5
    伊藤信太郎環境相は“ボンボン”2世議員…六本木の大豪邸、幼稚舎から慶応育ちで「弱者の気持ち」分かるワケなし

    伊藤信太郎環境相は“ボンボン”2世議員…六本木の大豪邸、幼稚舎から慶応育ちで「弱者の気持ち」分かるワケなし

  1. 6
    補選トップ当選の酒井なつみさん、政治って困窮者を守るためにあるんじゃないの?

    補選トップ当選の酒井なつみさん、政治って困窮者を守るためにあるんじゃないの?

  2. 7
    “エッフェル姉さん”は何しに豪州・韓国へ? GWに再び海外視察、松川るい事務所を直撃した

    “エッフェル姉さん”は何しに豪州・韓国へ? GWに再び海外視察、松川るい事務所を直撃した

  3. 8
    巨人・大城卓三が今オフ国内FA権行使か…監督交代で評価と立場が一変、出場数も激減

    巨人・大城卓三が今オフ国内FA権行使か…監督交代で評価と立場が一変、出場数も激減

  4. 9
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  5. 10
    「金」相場は歴史的な高騰に沸くけれど…次なる投資先に銀・プラチナはアリ?

    「金」相場は歴史的な高騰に沸くけれど…次なる投資先に銀・プラチナはアリ?