テレビ界に“昭和顔”の時代到来?「ふてほど」の阿部サダヲも「ブギウギ」の趣里も
趣里にはキャンディーズのランちゃんの面影
朝ドラ「ブギウギ」を見ていても、ヒロインのスズ子を演じた趣里も昭和のアイドル、キャンディーズのランちゃんの面影を感じさせる顔立ちは昭和顔だし、スズ子のライバルとして現れた新人歌手の水城アユミ(吉柳咲良)、マネジャーの柴本タケシ(三浦獠太)、スズ子の娘・愛子(小野美音/このか)、懐かしの付き人の小夜(富田望生)ら昭和顔だらけ。お手伝いさん役の木野花などは、この人以外はあり得ない。完璧な青森弁も込みでハマっている。
月曜日からスタートする新朝ドラ「虎に翼」のヒロインを演じる伊藤沙莉も、どこから見てもTHE昭和顔なのでひと安心だ。
「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ系)で安藤サクラ演じるヒロインの子ども時代を演じた永尾柚乃も、あの類いまれなる昭和顔のインパクトで一躍人気子役の仲間入り。いまではCMにバラエティーに引っ張りだこだ。
翻って旧ジャニーズのタレントのドラマにまったくリアリティーを感じないのは「脱昭和顔」だからなのか。中島健人や道枝駿佑よりも、やっぱり阿部サダヲや濱田岳に魅せられてしまう。
「ふてほど」のヒットもあり、今後、昭和ドラマが量産されるに違いない。だとすれば、昭和顔の需要はますます高まるだろう。