新会社設立の「嵐」5人、国民的アイドルがゆえ求められる「主体性・主体的」への説明責任
「もともとジャニーズは一族経営の会社で、今はその2代目ジュリーさんが全権を掌握しています。楽曲はもちろん、人気グループの名称も商標としてジュリーさんが持っている。スタート社もタッチしていないとしていますが、福田社長からして雇われ社長ですし、コンサートなどの興行収入もファンクラブ収入も結局はジュリーさんのところへ入っていく。表に出ていないだけで、その仕組みに変わりはなく、陰の女帝として君臨している。経過説明も記者会見もないのは、母メリーさん(故ジャニーズ名誉会長)から学んだ帝王学。外野は無視ということでしょう」
16年のSMAP解散騒動で、メンバー全員での独立がなかった背景として、こんな見方がベテラン記者からあったものだ。
「ジャニーズを出てから再結成したとしても、グループ名の商標権や音楽の原盤権などを握られたままでは足かせになる。フォーリーブスは再結成したじゃないかといわれるかも知れないけど、あれはジャニーズがフォーリーブスの楽曲などの権利を持っていなかったからこそ。その反省もあって、それ以降すべてのグループの権利をジャニーズは押さえるようになった」