寺島しのぶは甥の菊之助襲名に納得したのか?… “W尾上菊五郎”決断の81歳父を称賛のワケ
今回の襲名会見で印象的だったのが、健康不安のある菊五郎のかくしゃくとした様子だ。
「コロナで延期されていた市川團十郎襲名が22年10月に済んでいる。菊五郎襲名はその後と見られていました。当代が脊柱管狭窄症や坐骨神経痛を患っているため、元気なうちに早く引き継いでおきたかった。かつては早朝に犬の散歩に出るのが日課で、息子の熱愛が報じられるとその時間を狙って訪れる記者によく対応してくれましたが、現在病気療養中ということで体調が心配されていました。しかし、菊五郎は今回の会見で張りのある声で受け答えをしていたように、思ったよりも元気な姿を見せてくれました。来年の襲名が決まり音羽屋の将来が安泰であるのにホッとしているのではないでしょうか」(前出・女性週刊誌記者)
29日には人間国宝・中村歌六(73)の長男、中村米吉(31)の披露宴に出席し、「“よねきっつぁん”はきっと将来、大きな役者になると期待している」と後輩を激励。新たな団菊時代が訪れるが、業界にとって重鎮の存在はなにより大きいだろう。