寺島しのぶは甥の菊之助襲名に納得したのか?… “W尾上菊五郎”決断の81歳父を称賛のワケ
「52年間、菊五郎という名前を継がせていただいているとね、だんだん自分のものになってきちゃうんですよ。それをね一皮脱いでね、全然違う名前になってこれからあと何年芸能生活が送れるのか。皆様に認知する前に幕を閉じちゃう。そういうのは寂しくてわがままですけども、そうしてもらいたいなと言う意味で他の名前を継ぐことは考えませんでした」
父親の決断に寺島は〝かぶいている〟と称えている。そして、息子の眞秀については“眞秀のまんまいきたい”と父に提案し、賛同を受けたことを次のように記している。
《なんか、ちょっと、面白くない? をいつも考える人だ。自分のためにも、お客様のためにも。長生きしてほしい》
弟・菊之助との確執が囁かれていたが、寺島は今回の襲名を受け入れているという。
■菊五郎は早朝の犬の散歩が日課だったが……
「日仏の血を継いでいる眞秀は、歌舞伎の世界に新しい風を呼び込むと将来の期待を一身に受けている。江戸時代から続く大名跡に頼らずとも、眞秀は歌舞伎役者として唯一無二の個性が発揮できる。寺島自身もそう納得しているのではないでしょうか。なにより寺島自身、中村獅童と共演した昨年の『文七元結物語』で歌舞伎の初舞台に立ち、悲願を達成しています」(女性週刊誌記者)