中居正広「脱SMAP」成功の裏に“懐刀芸人”あり 自身が仕切る番組の「裏回し」任せ巧みに延命

公開日: 更新日:

 中居が旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)から独立して、個人事務所「のんびりなかい」の代表兼唯一の所属タレントとなったのは20年4月。ちょうど丸4年を迎えた。独立当初は、新スタートを切ると同時にコロナ禍に突入する苦境に立たされた。しかし、友人でもあるひとりがステイホームを利用して、自宅の3Dプリンターでカピバラの容貌に似たオリジナルキャラクターを制作。絵本誕生のきっかけをつくった。

 思えば中居は、ひとりのような英知あふれる芸人を懐刀にする傾向がある。01年にスタートした「ザ!世界仰天ニュース」(日本テレビ系)は、笑福亭鶴瓶(72)とダブルMC。同年開始の「中居正広の金曜日のスマたちへ」(TBS系、現「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」)は、準レギュラーの陣内智則(50)が高頻度で出演している。現在はムロツヨシ(48)が代理MCを務める「だれかtoなかい」(フジテレビ系)は、開始当初はダウンタウン松本人志(60)がパートナーだった(タイトルは「まつもtoなかい」)。さらに、不定期放映の野球番組「World Baseballエンタテイメント たまッチ!」(フジ系)はアンタッチャブル、「中居正広のプロ野球魂」(テレ朝系)は出川哲朗(60)。プライベートでも親睦を深めている芸人が、番組の“裏回し”となっている。これが番組継続の肝で、自身の延命策につながっているとエンタメライターの伊藤雅奈子氏は分析する。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  4. 4

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  5. 5

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  1. 6

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  5. 10

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…