野村萬斎が「アンチヒーロー」の怪演でヒールNo.1役者に “ポスト香川照之”に躍り出た!
型破りな弁護士の活躍を描く日曜劇場「アンチヒーロー」(TBS系)で、主人公の明墨弁護士(長谷川博己)に立ちはだかる東京地検の悪徳検事正・伊達原を演じている狂言師の野村萬斎(58)が話題だ。
最終回前のラストとなる第9話(9日放送)の平均世帯視聴率は11.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ=以下同)。昨年、大ヒットとなった同じ日曜劇場の「VIVANT」の最終回視聴率19.6%には及ばずとも、どこまで迫れるかにも注目が集まる中、“ラスボス”伊達原検事正が明墨弁護士を潰すためのあくどいやり口は回を追うごとにエスカレート。その狂気に満ちたセリフまわしと“顔芸”の激しさも増している。
日曜劇場といえば、歌舞伎役者や落語家ら、伝統芸能の大物を悪役に据えるのが定番だが、「半沢直樹」などで、その代表的存在となったのは、香川照之(58)。しかし香川は、約2年前の2022年8月、銀座ホステスへの性加害疑惑が報じられ、一気にテレビから姿を消してしまった。
「当時、“ポスト香川の敵役俳優”などの企画が雑誌で盛んに取り上げられ、片岡愛之助、山本耕史、市川猿之助らの名前がよくあがっていたが、野村萬斎の名前はあがっていなかった。しかし、ここへきて、ついに本命が登場したというわけです」(スポーツ紙ドラマ担当記者)