森香澄が“鋼のメンタル”を得るまでの軌跡…フリー転身から1年、SNSアンチコメントに堂々私見
「(アンチコメントに反応することは)一番ダメですね」
さらに対処法については「無視です。無視が一番かっこいい。降りちゃダメなんです、そこに」と熱弁していた。タレントのあののほか、多くの若手がネット上のアンチコメントや誹謗中傷に悩み、エゴサーチがやめられない中、なんとも強心臓だ。
ITジャーナリストの井上トシユキ氏はこう話す。
「彼女の場合、テレ東入社直後からダンスをやったりアイドルアナ的な活動も物おじせずにこなし、在籍時には先輩アナウンサーらの陰口を言っている音声が流出したこともありました。さらに、退社してグラビアに挑戦するなど、そのたびにネット上でバッシングにさらされてきています。しかし、いろんな修羅場をくぐって、何度も炎上して壁を乗り越えているうちに“強メンタル”になっていったんだと思いますね」
しかし、ここまで達観した振る舞いができるタレントは決して多くはないだろう。
「確かに誰もができるわけではないと思います。彼女は、SNSの使い方、付き合い方をよく知っている感じがしますね。アンチもいれば、ファンもいる。“令和のあざと女王”として、炎上も辞さないインフルエンサー的なポジションを維持していますが、そのバランス感覚は悪くない。SNS上では、表に出てきてないこともいろいろあると思うんですよ。そうした事柄のさばき方、自身の振る舞い方を聞いてみたいですね。一般的に局の若い女性アナウンサーはSNSとの付き合い方に慣れていない人が多い印象ですが、彼女は突き抜けていて、達観しているというか、老獪ささえ感じます」(井上トシユキ氏)
「彼女の場合、相当な覚悟を持ってフリーになったはずですから」と井上氏は付け加えたが、この先、芸能人向けの“SNSとの付き合い方の講師”などもやれそうだ。