小松政夫さん「僕のギャグにはモデルがいるんですよ。先生や先輩や同僚が実際に言っていたことを誇張してるから」
4年弱で独り立ちできたのは、植木さんの唐突なフリに対して答えを返せた「瞬発力」と、いつ来るかわからないフリに備える「集中力」と「準備力」、そして周りの人の小さな口ぐせを見つける「観察力」とそれを頭の中にストックする「記憶力」、さらにネタを誇張してギャグにする「表現力」があったからだと思います。
お話を伺ってみて、小松さんは売れるのに必要な要素をいくつも兼ね備えておられました。礼儀正しさを忘れないことをはじめ、バカバカしいことほど一生懸命にやる、どんな仕事も手を抜かない。小松さんから伺った話を今も養成所の生徒たちに伝えています。