“お笑い界の異端児”永野が再ブレークした裏側…有吉弘行級へ進化遂げた全方位の毒舌芸
ニューヨークの屋敷裕政(38)は、3月に放送された「私が女優になる日」(TBS系)で、アイドルたちに業界の真理をうがつ説教をしていた永野に対し、「永野さん、スゴいことになる気がする。ここ5年以内くらいに。マツコ・デラックスさんみたいな売れ方する気がしてきた。とんでもない人になると思う。天下取っちゃうんだろうね」と絶賛していた。
シニカルで毒っ気たっぷり、かつ芯を食った発言は、長い潜伏期間を経て、2016年、「ラッセンが好き~♪」ネタでブレークした地下芸人ならでは。お笑い評論家のラリー遠田氏はこう話す。
「永野さんは、業界関係者や芸人の間では何度もブレークすると言われながら、なかなかブレークしなかった知る人ぞ知る“カルト芸人”でした。しかし、メジャーのカウンターとしてカルトな芸をやっていたわけではなく、ずっとテレビ的なメジャーへの意識は強かった。それが最初のブレークにつながったと思います」
■「鬼気迫る覚悟が伝わってくる」
しかしここへ来て、その毒っ気を、まさに“テレビサイズ”に順応させたか、さらに研ぎ澄まされて、再ブレークを後押ししているように見える。