ファーストサマーウイカが「正統派バラドル」のトップを独走する理由 アイドル評論家が見解
彼女の出演するバラエティー番組には、他にも多くの女性タレントが出演しているが、彼女たちを“バラドル”というカテゴリーでおおざっぱにひとくくりにしてしまうことには疑問があると大島氏。
「そもそもバラドルとは、アイドル歌手としてデビューをするもヒット曲に恵まれず、アイドルの仕事がほとんどない状況になった時、売り出す手段のひとつとして、バラエティー番組に出演することでブレークしたタレントを指します。簡単に言えば“アイドル崩れのタレント”ですよ。井森美幸がバラエティー番組に進出したことを皮切りに、同じような境遇だった松本明子や森口博子、山瀬まみなどが“バラドル”という新ジャンルを作っていった。ウイカもアイドル時代、その後のソロ活動の“不遇さ”を乗り越えたからこその今があるんです」
大島氏は、今、バラドルといわれているタレントたちの多くは、本来バラドルではなく単なる「バラエティータレント」だとして、グラビア出身の若槻千夏、小倉優子、磯山さやか、モデル出身のみちょぱ、藤田ニコル、アイドル時代から売れていた指原莉乃、峯岸みなみ、渋谷凪咲、藤本美貴などは、厳密な意味では“バラドル”ではないと強調する。