ネット掲示板サイトに新潮流…「5ちゃんねる」凋落で「爆サイ.com」が国内最大に成長

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 ひろゆき(西村博之)氏が開設した「2ちゃんねる」(現5ちゃんねる)に代表されるネットの掲示板サイトで、「爆サイ.com」が存在感を増している。

 8月に公表されたアクセス情報分析マーケティングツール「シミラーウェブ」によると爆サイは月間11億PV、月間アクティブユーザー数1500万人、1日投稿数70万回を超え、アクセス数・訪問者数で5ちゃんねるを抜き、日本最大の掲示板サイトに成長し、ネット業界で話題になっているのだ。

 Twitter社のトレードマークであるツイッター・バードのオブジェを4万ドル(約500万円=当時)で落札するなど勢いづく爆サイ。これまでは「2ちゃん」1強だった掲示板サイトの現状について、ITジャーナリストの井上トシユキ氏はこう分析する。

「かつて2ちゃんねるには“2ちゃんねらー”と呼ばれるコアなユーザーがいて多くの掲示板が賑わっていました。ですが、ひろゆき氏から運営も代わり、近年は悪意ある利用者たちの不法行為などが問題になっていました。結果、ユーザー離れを起こし、新しいユーザーも取り込めず高齢化が進んでいます。廃れたのも仕方ないでしょう。しかしながら、2ちゃんのウリであり“柱”であった、表のメディアでは知ることができないディープな情報や事情通によるアングラ業界の解説などのニーズがなくなることはありません。むしろ求めている人は多い。そうした層を爆サイがすくいあげたのではないでしょうか」

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