1980年1月1日「TOKIO」発売 パラシュートを背負って80年代を連れてきた
1月1日(!)発売、大きなパラシュートを背負った姿が、大いに話題を呼んだ「TOKIO」。4月21日発売、こちらはカラーコンタクトレンズでアッと驚かせた「恋のバッド・チューニング」。
さすがに、ちょっとやり過ぎたという判断もあったのか、下半期に入って作詞家・阿久悠とよりを戻した9月21日発売の「酒場でDABADA」。そして暮れも押し迫った12月23日には「おまえがパラダイス」。
アルバムはといえば、前年11月発売となるが、当時、新世代のベーシストとして名を上げていた後藤次利が全曲を編曲、作詞は阿久悠を1曲のみに閉じ込め、糸井重里や康珍化などの新世代の作詞家を招聘した「TOKIO」。それを皮切りに同じく後藤が全曲編曲、ニューウエーブ路線を推し進めた「BAD TUNING」を7月に発売。
さらには、60年代後半、沢田研二自身を中心として巻き起こったGS(グループサウンズ)時代への郷愁とパロディーを織り交ぜたようなコンセプトアルバム「G.S.I LOVE YOU」を12月に発売する。