堀田真由「若草物語」は《日本テレビの自虐?》の声も…「セクシー田中さん」問題への根強い不信感という逆風
先入観なしに見た視聴者の中には《畑芽育ちゃんも出てるし、『9ボーダー』(23年TBS)を思い出すけど、私はわりと好き》という声や、小説「若草物語」を愛読してきたという人でも《現代の日本版としてどうアレンジしてくるのか見守りたい》なんて好意的な書き込みもある。
テレビコラムニストの亀井徳明氏は「それほど酷評されるようなドラマとは思わないんですが……」と、こう続ける。
「堀田さんが演じる涼はドラマ制作会社の助監督で、ドラマ制作の現場のシーン、特に脚本家に無断でセリフを変えるシーンでは、《それを日テレがやるのは自虐的?》なんて一瞬思いました。でも、例の問題が発生する以前なら、もっと素直に見られた人も多かったのでは。ただ、《世界的名作を原案にした社会派シスターフッドコメディー》と言うわりには、第1話を見る限りでは《アラサー女子が古い価値観と戦うお仕事もの》に《今どき女子にありそうなことをデフォルメして姉妹にやらせる》という、散々こすられてきたものの詰め合わせ感は否めませんでした」
原作者とのトラブルでマイナスなイメージが払しょくできない日テレドラマは、名作を原案にしたドラマで巻き返せるのか。ちなみレビューサービスFilmarksでの評価も5点満点で2.8(13日現在)と、今ひとつパッとしない。