著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

違和感なく「芸人・松本人志」が受け入れられる復帰へのハードルは依然として高い

公開日: 更新日:

 兵庫県知事選は斎藤元彦氏が他の候補者に大差をつけ圧勝。再び知事に返り咲いた。SNS効果などさまざまな角度から勝因を分析されているが、斎藤氏の変わらぬ毅然とした姿勢も大きかったと思う。昨年、部下へのパワハラなどを追及された斎藤氏。逃げも隠れもせずに連日メディアにマイクを向けられても表情を変えることなく自分の言葉で対応。百条委員会でも背筋を伸ばし正面を向き表情を変えることなく自身の見解を語った。選挙戦も一貫してその姿勢は変わらず、県民も徐々に斎藤氏を見る目が変わっていったという。旧知の県民も「悪いことをしそうもない爽やかなイケメン。主張もしっかりしているし、本人を信じたくなった」と一票を入れたそうだ。

 ダウンタウン松本人志も兵庫県尼崎出身。

 今年1月、週刊文春が「複数の女性に対して性的関係を強要した」という報道に対して、松本はXで〈事実無根なので闘いまーす〉と宣言。芸能活動を休止して裁判で闘う決意を見せていた。この初期対応からして問題だった。斎藤氏のように堂々と会見で身の潔白を主張するわけではなかった。書面では真意が伝わらない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  3. 3

    大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯

  4. 4

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  5. 5

    テレ朝に“ナスD”超え「1億円横領」続々の過去…やりたい放題で解雇された社員のヤバい所業

  1. 6

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  2. 7

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  3. 8

    山下智久「正直不動産」映画化でひと儲け狙うNHKに「甘い」の声も…山P人気は下降気味

  4. 9

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

  5. 10

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在