はやぶさ新曲『夜霧のセレナーデ』に意気込み「純烈さんのように紅白出場と武道館コンサートやりたいです」
ムード歌謡デュオのはやぶさが12月4日に新曲「夜霧のセレナーデ」をリリースした。本作は作曲家で東京ロマンチカの鶴岡雅義(91)作品の第3弾。「はやぶさの自信作のひとつです」と胸を張る新曲と夢を語った。
──新曲はどんな曲?
ヤマト(写真・左)「3作とも作詞家さんがバラバラなんですが、鶴岡先生の曲はどれもオシャレで今聴いても違和感がないところが魅力です。鶴岡先生はもともとラテンのギタリストでイントロのギターも魅力が出ている。先生はどんな詞でも歌詞の中に入ってメロディーを付ける魔術師。今回の曲はその中でもベストに入ると思います」
ヒカル(同・右)「メロディーラインがとても歌いやすくて体にスッと入ってくるんですよね。2人の声の重なり方が良くて、はやぶさに合っている曲だって言われます」
ヤマト「2人ならではの曲ですね。今年はお互いにソロコンサートにも挑戦して、デュオのありがたみも痛感しました」
ヒカル「MCも2人なら話題が広げられるし、やれることが2倍になります」
──カップリング曲に鶴岡雅義と東京ロマンチカの「君は心の妻だから」も収録。
ヤマト「レコーディング日には自分なりにベストには持っていくんですけど、子供の頃に地元で東京ロマンチカの演奏を聴いた、いちファンとして『これじゃ納得いかない』と思い、初めて再録をお願いしました」
ヒカル「知っているだけに思い入れが違うね!」
ヤマト「結果的に『夜霧──』よりも時間がかかっちゃいました(笑)」
──ムード歌謡界に若手も増えているそうで。
ヤマト「後輩に『子供の頃テレビで見てました』って言われて、ちょっと驚きました。みんな若いのにムード歌謡のこともよく知ってて、ジャケの着物でどの曲かわかるとか」
ヒカル「テレビで歌われてない曲も知ってたり、古い映像をユーチューブとかで見ていて、話が盛り上がります」
──今年印象に残ったことは?
ヤマト「純烈さんの武道館コンサートに行きました。10年以上前から一緒にお仕事させていただいていて“何度諦めたって夢をかなえること”を目の前でやってのける姿に励まされましたし、本当にヒーローです! 僕もあの景色を見たいと思いましたね」
ヒカル「BSテレ東『徳光和夫の名曲にっぽん』の長編歌謡浪曲特集で、16分23秒の曲を歌わせていただきました。もちろんワンテイクなので緊張ですが、全力で歌わせていただきました」
──今後の夢は?
ヤマト「鼻で笑われても夢を言い続けてかなえた純烈先輩がいますからね」
ヒカル「紅白出場と日本武道館コンサートをやりたいですね!」
ヤマト「ぜひ、鶴岡ワールドの詰まった僕たちの『夜霧のセレナーデ』を聴いてください!」
(聞き手=岩渕景子/日刊ゲンダイ)