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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

向き不向きより…森香澄が向いている方向が、もはや「前」なのだ

公開日: 更新日:

「嫌われてる理由を役のせいにしたい」
 (森香澄フジテレビ系「酒のツマミになる話」11月29日放送)

  ◇  ◇  ◇

 2023年にテレビ東京のアナウンサーから独立し、フリーになった森香澄(29)。以降、バラエティー番組に限らず、さまざまなジャンルに活動の幅を広げ大活躍。いまや「令和のあざと女王」などと称され、「森香澄の全部嘘テレビ」(テレビ朝日系)といった冠番組まで持つようになった。

 そんな彼女が一番やりたい仕事は「お芝居」だという。どんな役がやりたいのかを聞かれると「悪女役」と答えた。その理由を語った一言が今週の言葉だ。

 それを聞いて共演者の一同が「あー」と納得の声をあげ、千鳥大悟が「嫌われてはいるんだ?」と笑わせた。

 森香澄がテレビ東京を退社したのは27歳の頃。入局4年の早さだったが、本人的には「挑戦するなら失敗もできる若いほうがいい! 遅いくらいかもしれない」(光文社「CLASSY.ONLINE」24年6月21日)と思い、誰にも相談せずに決断したという。

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