岩佐真悠子さんは週5で勤務 介護現場で奮闘する元芸能人の現在地…中森明菜の同期も転身
2020年に芸能界を引退後、介護職員となった岩佐真悠子さん(37)が14日、4年ぶりにイベントに出演して話題である。「芸能界から介護職へ」と銘打たれた公開トークイベントで「本当にやってます」と笑い、こう語った。
「私たちが当たり前にできることを皆さんもできるように、少しお手伝いをさせていただくお仕事だと思います。担当する方が笑顔になったりすると『よっしゃ』って思える充実した毎日です」
きっかけは、親友でやはり芸能界から介護職へ転身した西田美歩さんの存在が大きかったが、もともと「人の役に立ちたい」との思いを持っていたという。特別養護老人ホームを皮切りにデイサービスと訪問介護を掛け持ちし、現在は有料老人ホームで週5で働いているそうだ。そして介護現場の大きな課題である人手不足についてこう訴えた。
「切実に来てほしいという気持ちでしかない。一人一人の職員が介護者に幸せな日常生活を送ってほしいと思っていても、人手不足だからという理由で思ったような介護ができないということが本当にあるんです」
介護職への転身では、中森明菜らと同期で「花の82年組」の北原佐和子さんらがいる。北原さんはホームヘルパー2級からはじめ、介護福祉士、ケアマネジャー、准看護師と資格を取得し、認知症専門クリニックなどで介護を続けているという。同じ80年代アイドルで、「セイントフォー」メンバーの岩間沙織さんは訪問介護士のほか、介護タクシーのドライバーの資格取得とも報じられた。ヒット曲「淋しい熱帯魚」などのアイドルデュオ、Winkの鈴木早智子さんも介護職に3年間従事しており、22年には都内の施設で働きながら介護初任資格(介護職員初任者研修)を取得したことを明らかに。「おニャン子クラブ」出身のタレント新田恵利さんは母親の介護経験から介護を学び、書籍にするなど啓蒙活動をしたりして、現在は淑徳大総合福祉学部で客員教授も務めている。