グラドル咲村良子さん語るプロレスデビュー戦「逆エビ固めで足が背中にひっつくくらい反った」
咲村良子さん(グラビアモデル・プロレスラー/29歳)
グラドルの咲村良子さんが昨年12月に女子プロレスデビュー。レスラーになった経緯やデビュー戦を振り返ってもらった。グラドルとプロレスは両立できるのか?
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──まずはプロレスラーになろうと決めた瞬間を聞かせてください。
今やっているアイドルユニット「CLIPCLIP」のメンバーの南ゆうきちゃんが23年にプロレスラーデビューしていたんです。ゆうきの試合を観戦したのがプロレスを生で見た最初。彼女には私がダンスとか教えていたので、「あんなにダンスが下手だったゆうきが堂々とプロレスしてる!」と感動して。
その後、彼女が新しくできる「マリーゴールド」(※メジャー団体「スターダム」の創設者ロッシー小川がつくった新団体)に移ると聞いた時、「私もやってみたい!」と割と気軽に決めちゃいました。道場に通い始めたのが去年の4月でしたね。基本を教えてもらい、「やってみよう!」と完全に決意。
──それからリングに上がるまでの約8カ月、どんなトレーニングを。
デビュー戦の相手をしてくれた高橋奈七永さんに一から教えていただきました。でも、新団体だからまだ道場がなくて、週に2、3回の頻度でしか練習できない。なので、道場以外に自腹でアマチュアレスリングの練習や体操教室に通っていました。アマレスは世界チャンピオンの成國大志さんがいらっしゃる団体のゴールドキッズに、多い時は週5で通って小学生に交じって練習しました。
ハードな日は朝にヨガに行き、新団体の練習に行き、夕方にレスリング教室と一日中トレーニングしましたよ。練習生は1年後にデビューするのが普通ですが、私は「年内にデビューする」と目標を決めたので、頑張りました。グラビアアイドルなどの活動とともに6月ごろにはドラマを撮っていたので、練習は休まざるを得なくてつらかったです。でも、マネジャーがプロレス好きでスケジュールを配慮してくれたりとサポートしてくれました。
──目標通り12月にデビュー。リングで闘った瞬間はどうでしたか。
私は仕事でも、本番前は緊張したりウジウジ悩む分、本番は思い切りいけるタイプなんです。プロレスのリングでも同じようにすがすがしくリングに上がれて、思い切りぶつかっていけました。それはもちろん高橋奈七永さんが受け止めてくれたからだと思います。