大谷の性格、「俺は知ってるけど言えない…」水原元通訳の父親が投げかけた重大な問題・素朴な疑問
だが、大谷にはグラウンド外の人間味あふれるエピソードがほとんどない。これは“尋常”ではない。
私は、水原事件で大谷に大きな非があると思っているわけではない。だが、大谷とてサイボーグではない。私は、大谷という人間をもっとよく知りたい。だが、この国のメディアは、大谷をあがめ奉るだけで生身の人間として見ていない。そう思わざるを得ない。
もし、知っていても、大谷から「出禁」になるのを怖がって書かないとしたら記者失格である。
昔、田中角栄番のバカ記者が私にこう言ったことがあった。
「俺は角さんの悪事をいろいろ知っているけど、書かないで墓場まで持っていく」
球春間近。悪事など大谷にはないだろうが、番記者たちは人間・大谷翔平を伝える努力をするべきである。 (文中敬称略)